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生活

朝丘雪路さんの死因について思う事

朝丘雪路さんの死因について思う事

女優の朝丘雪路さんが亡くなりましたね。

 

数年前まで、バラエティー番組でよくお目にかかっていましたが訃報を見て、最近見なくなったのは、そういう事だったのかと納得した次第です。

アルツハイマー型認知症で死去…とは?

死因にアルツハイマー型の認知症とありますが、皆さんのイメージとしては、認知症とは物忘れが多くなったり徘徊物盗られ妄想なんていうのがパッと浮かぶイメージでしょうか?

少なくとも死因がアルツハイマー型認知症と結びつくのは医療や福祉系、もしくは家族で実際に介護をした方以外はピンとこない方が多いんじゃ無いかと思います。

しかし、アルツハイマー型の認知症とは進行性の病気(諸説ありますが、わかりやすく病気としておきます)と捉えてもらっていいと思います。認知症の初期の症状として、物忘れや物忘れから来る物盗られ妄想など皆さんがイメージする認知症は、この辺りの症状をさしている事が多いと思います。

しかしアルツハイマー型の認知症は続きがありまして、進行性の病気で物忘れの症状は初期の状態、ここから更に進行していきます。

                     (写真は循環器病情報サービスから引用)

この写真はアルツハイマー型の認知症の方と健康な方の脳を水平に輪切りにした画像です(MRI)左が健常者右が認知症の方ですが、真ん中の黒い部分が大きくなっています。この黒い部分は脳の隙間です。要は脳が小さく萎縮しているから、スカスカになって来ている…という画像なのです。

脳は人間のすべての機能をつかさどっていると言っても過言では無いので、脳の萎縮が進む、すなわちアルツハイマー型認知症が進行すると、生活の全てに支障が出ると言っても過言では無いでしょう。

認知症が進行すると

認知症が進行すると、身の回りの事が出来なくなってきます。物の管理、自分のスケジュールの管理、人の顔を忘れたり…。そうこうして行くうちに今度は、感情自体が鈍くなります。笑顔が無くなった、感情が豊かで無くなった、物事の関心が薄れる、意欲もなくなる…。という感じに進行していきます。

ここまでは、さほど歩くなどの機能は年齢相応にしか衰えませんが、認知症が更に進行すると、今度は歩く、食べる、排泄する、と言った行動にまで支障が出てきます。特に排泄面はこの三つの行動の中では、比較的早めに出来なくなってきます。次に、うまくご飯が食べれなくなる(ご飯が集中出来ず、食事中に徘徊、時間がわからずお腹も空かないからあまり食べず栄養失調になったり脱水になったり)などの様子の変化が起こってきます。そして、歩く事も忘れてしまう?という表現が正しいかはわかりませんが、うまく歩けなくなったりします。この頃が特に転倒もしやすく、この時に骨折したのをきっかけに寝たきりになる事がかなり多いです。

このような感じで特に持病がなくても認知症が進行して行くだけでも寝たきりになります。寝たきりになると、最終的には物の飲み込みが上手く出来なくなり口からの食事が困難になっていき、最終的には胃ろう(胃に穴を開けて栄養を流し込む)をして延命するか、食べれなくなったりしたら寿命として捉え最期を迎えるか…になります。

朝丘さんが最期をどの様に迎えたかは詳しく言及しておりませんが、最期はご主人の津川さんの顔も認識しているかどうか解らないぐらいと言っていたので、ほぼ寝たきりに近かったのでは無いでしょうか?

文字だけで、認知症を説明すると非常に悲惨な様にも見えますが、ご主人にも最期を看取ってもらえ、元々別居状態だった様ですが、朝丘さんの介護が必要になった時には介護の為、再び一緒に暮らす様になったそうです。最期はご主人の愛を受けて、朝丘さんも幸せだったのでは無いでしょうか。

 

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