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介護

介護ロボットHALを体験利用してきました。

介護ロボットHALを体験利用してきました。

深刻な人手不足に悩む介護業界。その課題を解決する為の施策として介護ロボットの普及があります。

そして、先日介護ロボットのHALのデモンストレーションに参加する機会があったので紹介したいと思います。

HALとは

以前このブログでも紹介した、サイバーダイン社のHAL。介護における移乗介助などの作業負荷の軽減を行う、装着型の介護ロボットです。

このHAL、装着に少々学習が必要でいきなりポンと使わさせてくれないのが、今までの介護ロボットと違うところなのです。

最初にお断りしますが、今回の体験利用の写真はありません(笑)文章で最大限イメージ出来るように頑張ります(笑)

HALは人が体を動かすときに脳から筋肉へ送られる電気信号をを読みとって送られてきた信号を機械が読み取り、腰に装着している装置が作動します。

装着前にはこのようなシールを貼ります。このシールには電極が着いており電極と写真のコードを装着する事でHAL本体に腰の筋肉から発する電気信号を伝えます。

装着した感じはこんな感じです。主に黒枠で囲った部分が機械音を「ウィーンウィーン」といかにもな機械音を鳴らしながら稼働します。

装着した時は不思議な感じで腰の部分をクレーンで吊り上げられているような感覚とでもいうのでしょうか。何かに介入されるような違和感は感じました。この感覚は使用していくうちにシンクロして感じなくなっていくらしいです。

この装置のすごいところは、機械に送られる電気信号で個人を判別出来るそうです。これを装着するだけで、自分の発する電気信号で誰々ってわかっちゃうので登録をする必要が無いんです。

機械の介入レベルもサイドのボタンで調整可能です。1から5段階まで調節可能ですが、1の最小の介入でも十分アシストが効いているようです。私は、1が一番違和感がなかったです。5に設定すると介入が強く感じ、腰の方で機械が動いてる感じが強く感じるので何と無く不快な感覚?でした。(語呂力がなくてスイマセン…)

装着している時は機械にアシストされているような感じがせず、重いものを持っても自然な感じで、実際には重いのですが物体が軽いような錯覚に陥いるぐらいヒョイと持ちあがるのでこれは非常に感動ポイントでした。

そして、アシストを切るとそれが錯覚だということもすぐに実感します。アシストを切った瞬間持ち上げているものがズッシリと重量を感じるようになるのです。

実際に使用してみて

HALは装着型の介護ロボットの中では、非常に実用的な印象を受けました。

具体的には

様々な装着型の介護ロボットがあるが、一番ビジュアル的に実用レベル

介護ロボットって、現段階で出回っている物ってホントにダサいんですよね(笑)

実用性はまだまだ過渡期の段階の介護ロボット。その中でビジュアル的な訴求力も大事で、それすら無いとホント誰も使わないと思うんですよね。そして、いつまで経っても普及しない悪循環。そういう面でHALはビジュアル面でも悪く無いんですよね。もちろんパーフェクトでは無いですけど、私はアリかなと思います。

正直、現段階でも「介護負担を軽減する」という介護ロボット本来の目的は充分に体感出来ます。大腿部に装着するサポーターのデザインが洗練されたり本体自体がもっとコンパクトになったりすると一般的に普及する可能性はグッと高まるような気がします。操作性もボタン一つなので悪く無いですしね。

AIの学習機能やWi-Fiと連動している為アップデートが容易

使っていくうちにシンクロしていくAIやメンテナンスがWi-Fiなどで対応出来る今の時代にあわせたメンテナンス性がスマートでGOOD

サポートが非常に手厚く、操作に慣れが必要であるがそれまでのサポートもしっかり指導してくれる

サイバーダイン社から委託された、専門のインストラクターが丁寧に教えてくれます(有料で1万円程。それをしないとデモの利用も出来ません)HALのメカニズムや装着方法、どういった動作で効果を得られるか等しっかり教えてくれます。ちなみにHALは基礎的な介護方法の補助機械的な位置付けなので、基本の移乗動作が出来ないと効果は感じにくいそうです。腕だけで移乗動作を行うと効果を体感出来ないみたいなので、自分の介助方法が正しい介護方法かどうかも解ってしまいます。

ちなみに1台につき1ヶ月6万円で保守、サポート込み、途中のアップデートや機械自体のモデルチェンジがあった場合の対応もしてくれるとの事。(特養などであれば安い投資な気がしますが)

今後、LoT機器との連動なども期待できる

現在、介護用ではLoT機器との連動は特に無いようですが、歩行援助などではLoT機器との接続なども開発されているようなので、今後は更に拡張され使いやすく、より生活の広い範囲で活躍する可能性を感じました。

といった点で今後の発展が期待できると感じました。ホントにいい機会でした。

国の助成や県の助成など少しづつ自治体も介護ロボットの普及に本腰をあげています。おそらく助成金が出てもホントに良いものだけが残っていくのだろう思います。その中でHALは現時点でかなり普及する可能性のある物だと思います。あとは、こういった機械を現場の職員さんが積極的に導入することにチャレンジできるかどうかですね。

今ではみなさんが当たり前のように使っているiPhoneも十年前はまだ、ガジェットオタクが使用している程度のマイナーなものでした。Androidのスマホなんかはその当時はまだまだ使い物になるレベルの機種が少ない…そんな状況でした。そんな中で開発が進められ、今日に至ります。今では、スマートフォンがない生活が考えられないくらいにスマートフォンは生活に普及してきています。そんな風に使う人がいないとものは普及しません。普及しなければ開発も進みません。今はまさしくその過渡期とも言えるでしょう。

体験を通して

使用方法に慣れると介護負担の軽減として非常に効果がありそうなHALですが、体験の利用すらも2時間ほどの講習を受けなければならないのがネックで、それはHAL自体の構造にも起因しているのでしょう。もっと手軽さが備わってくると使いやすくなりそうな気がします。

実際導入してもその後の職員皆が使用方法を体得しないと使われないケースがあるようですので、iPhoneが普及したように直感的な使用感が必要になってくるんじゃないかと思います。

 

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