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介護業界で圧倒的に足りないものが「学び」と「実践力」だと思う理由

介護業界で圧倒的に足りないものが「学び」と「実践力」だと思う理由

色々とネガティブな情報が飛び交う介護業界、やれ労働環境が悪い、やれ給料が安い、やれ将来性がない、とSNS上ではなかなかに厳しい言葉が飛びかっている状況ですね。

でも、私たち末端の介護職員は「一人一人が今のいる現場で、出来る事をやる」事しかこの業界をよくする方法は無いと思いますね。

もちろん経営者側にも企業努力を求められます。経営者も今の介護業界もこの状況で良しと思ってはいないはずです。

「公定価格でコンロトールされている介護。これだけではやっていけない。介護保険の施設運営以外にも収入の柱を」

といった話も耳にしますが、長らく公金を使い運営していた介護施設の経営者が、経営に関しては百戦錬磨ともいえる一般企業と同じ土俵で戦うにはあまりにも分が悪すぎるでしょう。

では介護の業界は一般企業とは戦えないのか?と言えばそうではないと思います。

というのも介護のみならず福祉の事業は長らくその地域で事業をしている事がほとんどで、多くの福祉事業者は地域に根差した活動をしています。

みなさんが住んでいる地域で老人ホーム、障碍者の授産施設、保育園ほとんどが元々あった場所から移転する事ってほとんど無いはずです。(同じ地域に移転していることはあるかもしれませんが。)

ですから自分が事業をしている地域がどのような地域か…といった事は結構掴んでいる事が多いんです

自分が事業している地域がどのような課題があってどういった資源があればよいかなど理解しているはずなんですよね…。

でも、資本を投じて事業化するにはなかなか踏み出せない。結果、ボランティアレベルの地域貢献と称して従業員をただ働きで実際の職務とは関係のない事をやらせたりする。その結果少しずつ従業員の不満につながっている…という構図になっているケースはよくあると思います。

そこで感じるのが、

「知っているけど解決するための実践的な経営判断が執れない」

という事なんですよね。今は、経営者での例を話しましたが、これは、経営とか関係なく介護業界そのもので感じる傾向です。

問題意識を感じているのに、その為の実践をしない、どう実践すればいいのかわからない…みたいなのが多いんですよね。

介護の現場でもケアの方法で明らかに上司が間違ったケアをしている。それを指摘しないと全体が間違った状態になるのに、それを指摘しない、問題提起しない、というような事心当たりがある人も多いんじゃないでしょうか?

これも解決するために動かない人の理由のひとつですが

こういった人も理由があって「以前に業務の改善を要望したけど話が通らなかった」みたいな体験があってそれ以降は職場内でアクションを起こす事をあきらめてしまった…といったケースは多々あるのです。

そういった個々のケースはいろいろな経過があってそのような現状になっているとは思いますが、結局、話を聞く姿勢が出来ていない上司と話を伝える、行動を変える促しが上手くできない職員がいたからその事実が起きているとも言えます。

本来はいくらでも方法論としてはあるはずなのですが、それ以上の行動に移らないというのがこの業界の弱い所なのでしょう。

そこをトライせずに、「ああ、この上司はダメだ」「この施設は自分たち現場の苦労がわかっていない」と自己完結してしまい、黙り、ついには自分で考える事を辞めてしまう。

そういったメンタルでこのような場面が日常的に起こると不満ばかりが溜まってしまうでしょう。

ただ、このロジックって組織で働く以上必ず起きるますし、本来そう言ったものを解決するためにディベートやプレゼンテーションなどあり、一般的なビジネスパーソンはそういったビジネススキルを学んでいるのです。こういったスキルはあまり介護の学校でも養成施設でも学ぶ時間が少ないんですよね。

でも介護の職業こそこういったビジネススキルが必要に感じます。こういったスキルを身につける事が実践力の下地になり物事を解決する力というのが身についてくるのだろうと思います。

まずは「学び」の時間を設ける事

介護の業界に求められる実践力とはどのように身に着けていくのか…

それはやはり「学び」の時間を増やすしかないのではないでしょうか?

実践力というと、行動力などと同意とされそうですが、厳密にいうと違うと私は考えています。実践力というのは物事の課題を解決するには確かな知識と物事を伝える伝達力、科学的にな実践に基づいた技術。それを合わせて介護の実践力と意味するのではないかと思います。

介護は高齢者の生活を支援する職業です。また、支援の対象は利用する高齢者だけでなく、その家族や地域なども含まれます。さらに医者や関係機関など、一人を支援するために多くの人の利害関係者と説得したり理解を得ねばなりません。

その為には発信力、言葉の説得力などを求められます。そこに基づく知識は、広くそこそこ深く様々な見識が求めらるでしょう。現状、末端の介護職員は単純な労働者という位置づけかもしれませんが、母数は多いです。一人ひとりが実践力を身につける事でそれはすなわち労働者発信力も高まります。労働者の強さともいえるでしょう。介護職員は労働者として経営者に搾取される立場であってはならないと私は考えます。

末端の介護職員が賢く声を上げる(実践する)事で経営者も現状のままではマズイという危機感を持ち始めます。その下からの突き上げがまた、経営陣などの上層部を突き上げる「動かざるおえない」という状況を作り上げるのです。

更に現状の介護の経営者の経営力は正直高いものとは言い難いでしょう…ですから下からの突き上げによって、「現場主導」でイニシアティブをとる事も不可能ではないと思います。なんてったって人が配置できなければ介護施設はやってけませんからね。

その為に学ぶことが非常に大切になってくると私は考えます。

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