介護の仕事選び

あてはまったら即退職!やめた方がいい職場「4選」

あてはまったら即退職!やめた方がいい職場「4選」

こんにちは、ぶるさんです。

わたしは、介護の仕事に関しては一つの職場で経験を積むことが、介護業界で自身の価値を高めるには大切だと思っています。

というのも介護の仕事は数字で結果を出す事が難しく個人を成果で判断するのは難しい業種です。

ではどのような指標でその人が優れた人材なのか、どのような基準で価値を測られるのか

それは、その職場で長く働く事が出来ているか?という所が大きいと思います。
もちろん前提として、専門職として研鑽を続けている人ですが…
非常に昭和的な価値観ではありますが結論としては

「長く続ける事」

これが案外、介護職員の評価基準になってくるのではないかと思います。

ただそうはいうものの、やみくもに働き続ける事を推奨するわけではありません。

むしろ、精神的にも身体的にも負担の大きい介護職でさらに人間関係の悩みなどで精神的な負荷が過剰にかかると参ってしまいます。

事実、介護職はうつ病などメンタル系の病気を発症して労働災害を申請する割合の高い職業です。

長く働く事を推奨しますが、自分の将来をすべて棒に振ってまで働くことは絶対にすすめません。

まずは自分自身を一番大切にしてほしい。自分を思いやれる事ではじめて、他人を思いやる事が出来ます。

では仕事の辞め時っていつで、どんな状況になったら見切りをつけた方が良いのか

今回はそんなお話をしていきたいと思います。

あてはまったら即退職!こんな職場はやめた方がいい4つの条件

はじめに聞いていた労働条件と全然違う

これは介護に限らず言えることですが
いわゆるブラック企業ではよくある話ではあります。

施設の見学段階ではわからなかった事が働いているうちに見えてくる一面があると思います。

「最初に説明を受けていた給料の額と違う」

「時間外や休日出勤の手当を出すと言っていたのに、給料に反映されてない」
などと言ったお金の問題や
「定期的に研修を受けたり、いつでも仕事の悩みが相談できる環境といっていたのに全然そんなことない!」
といったセールスポイントとして引き合いに出されていた職場環境が実際の話と違ったり…といった感じです。

お金のことに関しては、そもそもそんな事が起きたら違法なんですが、昔の日本企業はこんなブラックな環境が当たり前にあったようでサービス残業などが発生しているのを放置している所も多かったようです。

ここ数年は介護職の劣悪と言われていた労働環境がピックアップされるようになってから多くの介護事業所が労働環境の改善に取り組み、現在は労働環境や賃金面の改善はかなりなされていると言えるでしょう。

当然まともな会社は、残業代や休日出勤したら手当が出ます。

それが普通です。

ですがこういった、社会情勢においていまだ残業代は出さずに黙認している、もしくは休日出勤や手当が出ない…という職場に関しては
「相当経営が苦しく出せない」か「現場の職員を駒としか思っておらず、向こうが言い出さない限りこちらからは言わない」的な完全なブラック企業マインドの会社と言えるでしょう。

もはやそんな会社は介護に限らず問題外なので、「労基(労働基準監督署)行きます」と告げて辞めた方が良いでしょう。

ただし、その職場である程度定められた標準的な業務スケジュールをこなしたうえで、時間を超えた場合の残業代が出ない場合の話です。自分の仕事が遅くほとんどの職員が時間内に終えている業務内容を自分だけが終わらない場合は、自分が仕事が出来ていないだけなので、残業代が出ないとかサービス残業をしているなんて言わない方が良いかもしれませんね…まずは自身の仕事内容を見つめ直すところからはじめましょう。

それは職場の問題ではなくあなた自身の問題です。

定期的に研修を受けたり、いつでも仕事で悩みが出来たら相談できる」といった環境面のセールスポイントに関しては、即ダメな職場と判断するのは早計で、利用者の状態や、職員の突然の離職などで人出不足が職場で起きた場合に当初説明をしていた環境を一時的に提供できない場合があるからです。
深刻な人手不足の介護業界ではどの職場でもそういった事は多かれ少なかれあります。

自分の会社がそういった状況に陥った時に、会社のアクションとしてみるべきポイントは
「その環境を改善する為に何か具体的な動きを見せているかどうか」です。
やってるフリではなく実際にアクションと解決をはかっているかどうかが職場で働く人の環境を改善する事にどれだけウエイトを置いているかの指標となるでしょう。

職場の年齢層が偏っている

職場がおばちゃんばっかり
若い職員ばっかり
年齢層の偏っている職場はその過程で偏った考えの職場になっています。
そういった世代間の価値観の違いから軋轢を生み職場環境が悪くしています。

そういった職場は本来の介護をするよりも職場の人間関係に忖度してしまう事になるでしょう。

人間関係の不和あるチームでは質の高いケアを行う事は難しいと言えるでしょう。

実は働いてみたら経営者の親族や身内ばかりだった

これは人にもよりますが、そもそも会社というのは親族がいるのはごく自然な事なのですが、例えば現場の末端から重要なポストまで上から下まで親族や身内がずらっと配置しているような施設は非常に働きにくいです。

職場だけでなく、プライベートでも仕事の話が筒抜けになったり、自分が悪くないような事も自分のせいになったりいろいろな場面で不利になりやすく、仕事の重要なポストも親族が占めていて能力があってもキャリアに恵まれない事もあります。

価値基準もその一家の思想が反映されやすく人間関係に非常に疲れます。

そんな家族経営に居心地の良さを感じるのであればよいと思いますが、偏った一族経営はうまくいっていない施設が多いのであまりおすすめしません。

ダメ出しばかりで達成感が得られない職場の雰囲気がある

指導環境も整っていて給料も悪くない、そんな一見すると問題の無いような施設でも、
指導の文化が基本ダメ出しから始まる…そんな施設も最終的には人間関係の悪化に帰結します。

こういった職場はダメ出しされまいと、どうしても主体的に行動しにくくなり、そのくせ「誰かに支持されないと動けない」とやっぱりダメ出しされて…
「その環境をつくっているのは誰だ!」と突っ込みたくなるでしょう。

こういった職場もあまり長く勤めない方がいいと思います。

まとめ

介護の職場は円滑な人間関係があってはじめて質の高いケアが提供できると言っても過言ではありません。ここでいう円滑な人間関係というのは単に仲良しグループという訳でなく、「お互いが感じたことを互いに尊重して意見が言い合える環境」という意味での人間関係です。こういった環境の中で介護の質は高まり、新たな課題が生まれ、その課題に取り組み、課題を解決できるようにさらなる研鑽を行う、そんな流れになるのが理想的かなと思います。

その為には、一つの職場で課題の解決、支援に集中できる環境が大切で、一つの職場で長く勤める方が自分のスキルを高めるのに集中しやすいと思います。転職を繰り返せば、そのたびに新しい業務を覚える事にエネルギーを割かなければなりません。介護で求められる自立を促すかかわり方や、利用者を観察する視点など介護で求められる本質的な部分は、たとえ施設形態や在宅、入所と場面が変わっても違いはありません。むしろ、転職を繰り返すと、施設の業務などを新たに覚え直さなければならず、施設の風土、人間関係もまた変わってきますそういったものにエネルギーを使うのは時間がもったいないでしょう。

ただ、ひとつの職場で長く続けることにこだわるあまり、心を殺して身体を酷使して働き続けるには、あまりにも割にあわないというのが、介護職の実情です。ただ、稼ぎたいだけであればもっとわりにいい仕事は世の中に沢山あります。

ですから、長く勤める事が出来る職場を見つけ、長く働く事が大事ですが辞めた方が良いかもしれない職場のポイントはしっかり覚えておいた方が良いので今回お話しさせてもらいました。

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