介護

家事代行サービスとホームヘルパーの違いを解説。親の介護に必要なサービスはどっち?

家事代行サービスとホームヘルパーの違いを解説。親の介護に必要なサービスはどっち?

こんにちは
ぶるです
わたしは介護の業界に10年以上。現在は介護施設の管理者とその施設のケアマネージャーをしています。

私もケアマネージャーをしていて利用者さんの掃除などをホームヘルパーにお願いすることは多々あります。

そして、最近耳にするようになった家事代行サービス。私もヘルパーさんとは別に家事代行サービスで利用者さんの援助をお願いしたりする事があります。

「介護保険でヘルパーさんを頼めるのに家事代行サービスを使うの?」と疑問に思うかもしれません。

本日は介護保険で使えるホームヘルパー(正式には生活援助と言います)家事代行サービスの違いをお話したいと思います。



そもそも介護保険のホームヘルパーとは?

介護保険で使えるヘルパーは正式には、訪問介護の【生活援助】というカテゴリーのサービスになります。

このヘルパーが提供する生活援助は公費で安く自宅の掃除や食事を作ってくれるサービスで、介護認定を受けている人の多くが利用しているサービスです。1回300円程で利用できるので、頻回にはいることが出来るのが特徴でちょっとした掃除や家事を頻繁に継続し、自宅の衛生状況を保つことが出来ます。
現在も介護サービスの中で欠かせないサービスの一つです。
頻繁に入る事ができるので

「一人暮らしで毎日どんな風に生活しているか心配」

と一人暮らしや高齢の夫婦世帯の見守り機能としての役割もあります。

ヘルパーの生活援助、実は簡単に使えるサービスではありません。
というのも、介護保険のサービスを使うまでに必要な手続きが多いのです。

また、ヘルパーの生活援助は
「腰の痛みがあって台所に長時間たてないので、食事が終わった後の洗い物が出来ず、食後の洗い物を行う事に対して助けが必要」
といった感じで具体的にどういった所がヘルパーに支援してもらえるかを明確に示しそれを文書化する必要があります。これを「ケアプラン」といいます。

更に前段階でも

介護申請→ケアマネジャーの選択→サービス事業所の選択

という一連の手続きを行う必要があるので、はじめて介護保険を使う方だと、実際にサービスの開始までに約1か月程度かかります。(緊急性があればある程度前倒しで使えますが…)

また、生活支援を行うヘルパーさんはあくまで「介護」のプロです。あくまで、生活支援は【介護が必要な高齢者が人間らしい生活を継続する為の一つの手段】です。

家事支援に特化している訳では無いので、「家事」だけに着目するとヘルパーさんの生活力で変わってしまうのでその点は当たり外れがあると思います。

そしてこのケアプランに示されたサービス以外は基本提供できないようになっています。

実際の現場では多少融通が利きますが、不必要なサービスの提供は後々のトラブルになる事もあってヘルパーさんから断られる事も多いので、構造的に融通が利きにくいサービスとなっています。
ですから、今日は仏壇の掃除をしてほしいとか、家の人が使っている部屋の掃除をしてほしいとか自分の生活にはあまり関係のない要望をヘルパーさんの裁量で実施する事は原則できません。

家事代行サービスとは

家事代行サービスは一回の費用が介護保険のサービスにくらべると高いですが、提供できるサービスは幅広く、その日その日で柔軟に対応してくれるので料金面以外は案外気ままなお年寄り向けな部分もあり、経済面でさほど困窮していなければ積極的に家事代行サービスを紹介する事があります。

また、介護保険のサービスはサービスを増やすのにいちいちケアマネージャーを通さないとといけないので、ちょっと回数増やすのにも手間がかかります。反面、家事代行サービスはメイドさんや会社と本人との関係以外関与しないので機動面も家事代行サービスの方が優れていると言えます。

ただ、認知症の症状が顕著にみられる方だと(例えば、物を盗られたと被害妄想が出るような人や自分で頼んだことを忘れてメイドさんを頼んでないと言い張ってトラブルになるなど)細かい心理的なケアやかかわりが必要になってくるのでそのあたりの見極めは必要です。
ほっとくと利用者とメイドさんで後々のトラブルになる事がありますのでそのあたりはしっかりとケアマネージャーさんと相談しながら調整していく必要はあるでしょう。

【フィリピン人の家事代行「ピナイ家政婦サービス」】

まとめ

ホームヘルパーのメリット

  1. 介護保険料で賄われる為、支払う費用が安い
  2. 認知症の方に対して専門的なかかわりをしながら家事援助に入ってくれる
  3. 短時間、日常的に(頻繁に)に入れるので家族の安心感もある。

ホームヘルパーのデメリット

  1. 手続きが煩雑でケアマネージャーを通さないといけないので勝手には使えない
  2. 短時間で出来る事が限られているので本人は不満を漏らすことも…。
  3. ヘルパーの生活支援のスキルがまちまち

家事代行サービスのメリット

  1. 入ってくれるメイドさんはその道のプロ、決められた時間内で出来る事の最大値のサービスが受けられる。(そもそも、最初に必要なニーズをヒアリングしてくれる)
  2. 一回の提供時間は2~3時間と長めに入ってくれるので、してほしい事をいくつもこなしてくれるので満足度は高い

家事代行サービスのデメリット

  1. 料金が高い
  2. 料金が高いので頻繁に利用すればするほど高額になる。
  3. 短時間のサービスができない

以上、家事代行サービスと介護保険のホームヘルパーの違いでした。どちらも一長一短があり、家事代行サービスは共働き世代や核家族、一人親世帯など、生活スタイルの多様化により、少しづつ若年世代の利用なども増えつつあり事業者は年々増加しています。

また、それと同時に高齢者の増加によってヘルパーさんも人出不足に陥っており、ホームヘルパーの生活支援が以前に比べて人出不足で入れない事も少しづつ増えてきました。
そういった事情もあり、ケアマネージャーも介護保険サービスだけでサービスの組み合わせをすることが難しくなってきました。ですから、今後も家事代行サービスは私たちも切っても切れない関係になるだろうと考えています。親の介護が必要になった時、やるべきこともまとめていますのでよかったら参考にしてみてください

 

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